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1人乗り小型EVで山陰海岸を遊覧 鳥取県など6者が協定 多言語対応、訪日客向けに実証実験

2017/09/02

鳥取県やトヨタ車体(本社・愛知県刈谷市)などは2018年から2年間、超小型電気自動車(EV)「コムス」を観光地用に改造して訪日外国人客らに貸し出し、多言語の案内とともに遊覧してもらう新たな交通システムの実証実験を実施する。参加する県、岩美町、トヨタ車体など6者が8月28日に協定を結んだ。


実証実験に参加するのは県とトヨタ車体のほか、岩美町、JTB中国四国(本社・広島市中区)、智頭石油(本社・鳥取県智頭町)、情報通信技術のフォルテ(本社・青森市)の6者。実証実験に向けて15年11月に県観光モビリティ研究会を設立している。

201709011956_1.jpg1人乗りの超小型電気自動車「コムス」に試乗する鳥取県の平井伸治知事=8月28日午後、鳥取市

実証実験では今年10月中旬、岩美町の浦富海岸遊覧船乗り場に「ジオコムスステーション」を造り、コムスと電動アシスト自転車各10台を配備する。18年4月から山陰海岸ジオパークの岩美町内で観光客に貸し出し、事業性などを検証する。

コムスは家庭用コンセントで充電する1人乗りEVで普通自動車免許で運転できる。起伏の多いジオパークの遊覧に対応するため、ギア比を変えるなど登坂能力をアップした。人工衛星「みちびき」を利用して高精度のナビゲーションも利用できる。

コムスと電動アシスト自転車を利用する観光客には聞き取りやすい骨伝導式のヘッドセットも貸与。4カ国語以上の多言語で安全誘導や観光ガイドを実施する。網代や田後といった「漁村めぐりの旅」などモデルコースも設ける。

実証実験の事業費は国、県、町の補助を含め7500万円。成果を踏まえ、県観光モビリティ研究会で事業化などを検討する。

鳥取市の知事公邸で8月28日行われた調印式で、平井伸治知事は「外国の人も環境に優しいコムスに乗って山陰海岸を回れるようになる。自然と共生したユニバーサルな旅の姿を作っていきたい」と期待を表した。

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