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タクシー運賃、東京都内で乗車前確定サービス実証実験 仙台市内は12月にも料金値上げへ

2017/08/08
201708081221_1-300x0.jpg乗車前にタクシー運賃を確定させる新サービスの専用アプリ画面=7日午後、東京都港区

スマートフォン向け専用アプリを活用し、目的地までのタクシー運賃を乗車前に確定させる新サービスの実証実験が7日、東京都内で始まった。渋滞や回り道で運賃が高くなるといった不安を解消し、利用者を増やすのが狙い。国土交通省は効果を検証した上で、全国展開も視野に本格導入を目指す。

東京ハイヤー・タクシー協会の川鍋一朗会長(日本交通会長)はこの日、東京都港区の自動車販売店で開かれた出発式で「降りるまで運賃が分からないという課題を克服し、産業全体をアップグレードしたい」と力を込めた。「来年中には本格実施に移りたい」と早期普及にも意欲を示した。

実証実験は、東京23区と武蔵野、三鷹両市で実施。利用客が専用アプリに乗車地と目的地などを入力すると、迎車料金を含む事前確定運賃が算出され、利用客が承認ボタンを押すと、タクシーが指定の場所に配車される。料金が3千円以上となる配車で利用できる。

実験では、事前に確定した運賃が実際の走行距離などに照らして適切だったかを確認。さらにメーターをカバーで覆った状態で運行し、利用客の反応をアンケートで調べる。

10月6日まで、日本交通や国際自動車など4グループ44社の4648台が参加する予定だ。第一交通の田頭寛三社長は、2020年東京五輪・パラリンピックを見据え「知らない土地に来た訪日客にも乗りやすくなる」と新規需要の取り込みにも期待を寄せた。

東北陸運局、仙台市の値上げ「必要」と判断

一方、宮城県仙台市内のタクシー会社から運賃改定に関する要請を受けた東北運輸局は改定(値上げ)が必要と判断した。12月上旬にも値上げする見通しで、平成26年4月の消費増税に伴う値上げ以来3年ぶり。消費増税を除くと7年7月の値上げ以来22年ぶりとなる。

運輸局によると、3月から6月にかけて、市内のタクシー会社が保有する車両数の96%に当たる2406台を持つ計47社のタクシー事業者から運賃改定の要請があった。このうち、個人タクシーや営業実績が3年未満の事業者などを除く会社について、28年度の収支が赤字となったため、改定が必要と判断した。運輸局は11月をめどに審査した上、新たな運賃を公表する方針。改定は原則、発表の1カ月後に実施されるという。

運輸局のまとめた要請内容では、普通車の初乗りが1.35~1.6キロで640~670円、加算運賃が172~289メートルで80円。現行の上限運賃(小型車)は初乗りが1.7キロで670円、加算運賃が283メートルごとに80円という。

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