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マレーシア17年見通し ハラール製品輸出5~6%増 世界需要が牽引

2017/07/28

マレーシアは、イスラム教の戒律に従ったハラル製品の輸出額が2017年に前年比で5~6%拡大すると予測される。マレーシア・ハラル産業開発公社(HDC)のジャミル・ビディン最高経営責任者(CEO)は、世界経済の回復に伴う需要増が輸出の伸びを後押しするとの見方を示した。現地紙ニュー・ストレーツ・タイムズなどが報じた。

201707281052_1-300x0.jpgラマダン(断食月)で日没後に食事をするムスリムの学生たち=6月、首都クアラルンプール(AP)

マレーシアは食品、飲料、化粧品など、さまざまなハラール製品を輸出している。輸出額は、15年が390億リンギット(約1兆113億円)、16年が420億リンギットと拡大中だ。20年までに国内総生産(GDP)比で8.7%に当たる500億リンギットを目指している。

ハラールの認証制度を設けるなど、国を挙げてハラール産業の振興に注力するなか、ジャミル・ビディンCEOは最新技術を導入するなどして製品開発を進めていると強調する。今後、医薬品分野などでも需要を掘り起こしていく方針で、サウジアラビアの企業と首都クアラルンプール近郊でハラールワクチンの生産施設に関する投資で合意したことを明らかにした。

HDCは輸出先の開拓にも乗り出す。なかでも20年に夏季五輪が開催され外国人旅行者の増加などに伴いハラール製品の需要増が見込まれる日本や、イスラム教徒(ムスリム)の人口が3000万とされる中国などで輸出拡大を目指す。

クアラルンプールで今年4月に開催されたハラール製品国際見本市には33カ国・地域から580社が参加した。マレーシアのムスタパ・モハメド貿易産業相は見本市を視察し、マレーシアが20年までに世界のハラール産業拠点となる目標に向け成長軌道に乗っていると自信を示した。(シンガポール支局)

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