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「関西空港-淡路島」「深日―洲本」航路、苦戦の“再出航” インバウンド利用に期待

2017/07/28

兵庫県の洲本港と深日(ふけ)港(大阪府岬町)、関西国際空港を結ぶ旅客船が復活したが、いずれも利用客が伸び悩んでいる。6月25日にスタートした洲本―深日航路は約1カ月の乗客が計2017人で1日あたり約70人、7月9日に運航開始した洲本―関空航路は約2週間で約600人、1日あたり約37人。いずれも採算ラインを公表していないが厳しい状況で、PR不足なども影響しているようだ。

201707271929_1.jpg洲本港-深日港を結ぶ船。関空航路とともに乗客数は伸び悩んでいる=洲本市海岸通

洲本―深日航路は平成11年に廃止されたが、岬町が航路復活に前向きで、6月25日から9月下旬までの約3カ月間、旅客需要や採算性を調査する社会実験として運航。片道大人1500円で1日4往復している。

岬町や洲本市によると、7月23日までの約1カ月間で洲本港発は1039人、深日港発は978人が乗船し、1便あたり約8.8人が利用。土日の1、2便目は満席(定員68人)もあるが、平日昼便は1桁台や0人もあったという。利用者は主に日帰りで、サイクリストのグループ予約が目立つという。

ドラゴンクエストミュージアムを見るためにこの航路で洲本市を訪れた大阪府泉佐野市の男性(36)は「陸路だと大阪湾をぐるっと回ってこなければならないので、大阪南部や和歌山の人にとっては便利。どんな施設やイベントがあるか分かればもっと客は増えるのでは」と話した。

岬町の担当者は「収入やコストを調べるための実験運航だが、燃料代や人件費を考えれば、平日でも2桁台の乗客がいるようにしていきたい」とし、町周辺の観光地のPRや割引情報などを広報していきたいとしている。洲本市でも島外の自治体に航路を紹介するチラシを配布するなどPRを強化している。

一方、外国人観光客の誘致などを目指して10年ぶりに定期航路として復活した洲本―関空航路は、7月9日から定員217人の船を使い、片道大人2800円で1日5往復運航している。運営する淡路関空ラインによると、約2週間が過ぎた24日現在、乗客は計約600人で1日あたり約37人という。淡路関空ラインは年間9万人の利用を目標に掲げ「1日あたり約200人の乗船を目指したい」としている。

夏休みに入って増加傾向で、外国人旅行客の利用者も目立つようになったというが、島民にも航路復活が十分に浸透しているとは言い難い。淡路関空ラインはテレビCMなどでPRを強化し、旅行社にも船を使った旅プランをアピールしていくとしている。

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