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関西でベンチャー育成、万博・IR致で活性化に貢献 三井住友銀行・伊藤雄二郎副会長

2017/07/23

三井住友銀行(SMBC)の伊藤雄二郎副会長(大阪駐在)は産経新聞のインタビューに応じ、関西戦略の柱として、中小・ベンチャー企業の支援・育成に注力する方針を示した。大学が組成したファンドやベンチャー企業への出資、融資、ビジネスマッチングなどに取り組み、地域産業の活性化とビジネス拡大につなげる。(大島直之)

「シリコンバレー作りたい」

201707201109_1-300x0.jpg産経新聞のインタビューに答える三井住友銀行の伊藤雄二郎副会長 =大阪市中央区の同行大阪本店(南雲都撮影)

伊藤氏は「シリコンバレーのようなベンチャー育成のサイクルを作りたい。医療、環境、バイオに強い大企業が立地し、それらを支える高い技術をもった企業も多い」と話した。

すでにSMBCは、国立大学によるベンチャーファンドの設立が可能になったことを受けて大阪大学、京都大学が組成したファンドに出資している。今後は三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)内の銀行、証券会社、ベンチャーキャピタルとも連携して融資や出資を増やす方針だ。

関西では、政府が大阪誘致を目指す2025年国際博覧会(万博)や、隣接地へのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致もビジネスチャンスとなる。伊藤氏は「この1、2年が重要な時期。資金需要や情報提供を通じて地元経済活性化に貢献したい」と意欲を示した。

関西アーバン銀、みなと銀「合併後もサポート」

SMFG傘下の関西アーバン銀行とみなと銀行は、来春をめどにりそなホールディングス傘下の近畿大阪銀行と経営統合し、りそなグループに入る方向で協議している。

伊藤氏は「今の地銀を取り巻く環境では、新しいビジネスモデルが不可欠。SMFGから傘下2行への出資比率は下がるが、顧客の利便性を損なわないようサポートを続ける」と理解を求めた。

いとう・ゆうじろう 東京大法卒。昭和54年住友銀行(現三井住友銀行)。取締役兼専務執行役員、副頭取を経て、平成29年4月から副会長、6月から同大阪駐在。61歳。兵庫県出身。

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