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世界遺産登録の沖ノ島 一般市民の上陸中止 保全を強化

2017/07/16

宗像大社(福岡県宗像市)は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に今月登録された沖ノ島で毎年5月27日に開く現地大祭を巡り、参加者の一般公募を来年以降行わない方針を決めた。大社は島を所有しており、登録を受けて保全の取り組みを強化する。これで一般市民が上陸できる機会はなくなる。大社が7月15日、明らかにした。

201707161520_1-300x0.jpg福岡県宗像市の沖ノ島。手前の岩礁は(左から)小屋島、御門柱、天狗岩

沖ノ島は、玄界灘に浮かぶ外周4キロの孤島。古代から航海の目印となり、4~9世紀に大陸との交流成就などを願う国家的な祭祀が繰り返された。全体が大社の「沖津宮」で女人禁制。島で日々の神事を執り行う大社の神職以外、男性も原則として上陸できない。

現地大祭は、沖ノ島の近海で1905年5月27日から2日間繰り広げられた日露戦争の日本海海戦を後世に伝え残そうと、50年代後半に始まった。一般男性にとっては、参加者公募に申し込むことが、上陸を許される唯一の方法だった。

大社は「ユネスコの世界遺産委員会でも、今後の島の保護に懸念が示された。神職以外は上陸できないということを、より一層徹底したい」としている。今後、大祭としての行事を継続するかどうかも改めて検討する。

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