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神戸の廃墟スポット、旧摩耶観光ホテルを文化財に NPO法人がクラウドファンディング

2017/07/11

神戸市灘区の摩耶山中に昭和4年に建設され、現在は廃虚となっている旧「摩耶観光ホテル」を国の登録有形文化財にするための調査、保存資金を求めて、神戸市のNPO法人などがインターネットを通じて資金を募る「クラウドファンディング」を始めた。目標は500万円で、協力者には内部調査の同行や撮影を許可するといった特典があり、すでに300万円を超える資金が集まっている。

廃墟マニア続々

201707111303_1.jpg「摩耶山・マヤ遺跡ガイドウォーク」のコースに組み込まれた旧「摩耶観光ホテル」。国の有形文化財登録への取り組みが進む=神戸市灘区

摩耶観光ホテルは船の艦橋のように見えることから「軍艦ホテル」とも呼ばれた。その後、経営難から平成5年に閉鎖。荒れ果てた様子を見に来る廃虚マニアの人気スポットとなり、今年3月からは地元団体「摩耶山再生の会」が月1回のペースで見学ツアーを開いている。

クラウドファンディングを始めたのは、産業遺産の記録活動や見学ツアーなどを手がけるNPO法人Jヘリテージ(神戸市)と、建築士らでつくるNPO法人ひょうごヘリテージ機構H2O神戸(神戸市)、同ホテルを所有する不動産管理会社、日本サービス(本社・大阪府箕面市)の3者。資金は、文化財登録に必要な調査に充てるとともに、雨漏りを防ぐ防水カバーの設置や防犯カメラなどの費用にも活用する。

すでに354万円集まる

6月29日から募集しているが、今月10日時点で354万円以上が集まった。目標を達成した場合も募金を続けるという。

1口3000円から。2万円を募金するとスタッフの内部調査への同行(約1時間、先着200人)、10万円では約3時間の見学と撮影ができる(先着20組)特典をつけた。募集は8月28日午後11時まで。

問い合わせは、Jヘリテージ((電)078・599・5337)。

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