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7月3日から世界遺産委員会 福岡「『神宿る島』宗像・沖ノ島」を審査 一括登録の成否が焦点

2017/06/30
201706301204_1-300x0.jpg福岡県宗像市の沖ノ島

国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会が、日本時間の7月3日未明からポーランド・クラクフで開かれる。日本の「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」(福岡)には事前審査をしたユネスコの諮問機関が登録勧告を出しており、7日夕から10日未明にかけて行われる審査で、世界文化遺産登録が決まる可能性が高い。

ただ諮問機関は、沖ノ島と周辺にある小屋島など3つの岩礁だけを登録し、九州本土の宗像大社など4件の関連遺産は除外するよう求めている。政府や福岡県は職員を現地に派遣し各国の委員に一括登録への理解を求める方針で、成否が注目される。

201706301204_2.jpg審査対象は、登録済み遺産の拡張を含め35件。委員会は世界遺産条約の締約国から選ばれた21カ国の代表で構成し、合議で可否を決める。今年はポーランドを議長に、韓国やトルコ、アンゴラ、ペルーなどが委員国を務める。

「宗像・沖ノ島と関連遺産群」は、沖ノ島を中心とする8件の史跡で構成。沖ノ島では、古代に自然崇拝に基づく国家的祭祀が行われ、大陸や朝鮮半島製の宝物が多数出土している。

諮問機関は5月上旬の勧告で沖ノ島の世界的価値を認めたが、現在の宗像大社に古代の信仰が継承されているとは確認できないと指摘。分離して登録後の名称を「『神宿る島』沖ノ島」に改めるよう求めた。

世界遺産 貴重な遺跡や生態系などを人類共通の財産として後世に伝えるため、世界遺産条約に基づきユネスコが登録する。文化、自然、複合の3種類がある。イコモスが現地調査などを経て可否を勧告する。勧告には(1)登録(2)追加情報の提出を求める「情報照会」(3)登録延期(4)不登録-の4つがある。

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