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多言語対応で商機拡大 神奈川県、サービス充実へ企業と連携

2017/06/26

神奈川県内への外国人観光客数が増加傾向にあるなか、県は多言語サービスの充実を図るなど受け入れ態勢の整備を進めている。ラグビーワールドカップ(W杯)や2020年東京五輪・パラリンピック開催が迫り、外国人観光客との円滑なコミュニケーションが求められていることから、県内企業のビジネスチャンスの拡大につなげる考えだ。

201706261240_1-300x0.jpg観光客らでにぎわう芦ノ湖に面した桃源台。名物の海賊船には外国人観光客の姿も=神奈川県箱根町(鈴木健児撮影)

県内には箱根や鎌倉、横浜など外国人観光客が多く訪れる観光地があるが、宿泊施設や飲食店の中には、外国語を話すことができる従業員が少ないため、接客がおろそかになることで、「ビジネスチャンスを逃している」との指摘があったという。

そこで県は民間企業と連携し、英語と中国語、韓国語の3言語に24時間対応する「多言語コールセンター」を開設。店舗の場合、外国人客と店舗スタッフの間で電話機を交互に受け渡しながら、コールセンターの通訳者と話をすることで、意思疎通を図る。

利用するにはコールセンターに登録する必要があるが、来年3月末まで利用料金は無料で、通話料のみで利用できる。来年度以降はサービスの有料化を検討するという。

また、県は外国人観光客受け入れ環境の整備に向けた補助金申請を募集している。対象事業は、無料公衆無線LANサービスの整備、観光案内板などの外国語表記、洋式トイレへの改修―などで、費用の半額を補助する。多言語コールセンターなどの問い合わせは県国際観光課(電)045・285・0813。

県によると、平成28年に県内を訪れた外国人観光客は前年比3.5%増の約231万人で過去最高を更新した。

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