Logo sec

日本産ウイスキー、米国市場の開拓を強化 ミレニアル世代とNY人気店に売り込み

2017/06/24

大手酒類メーカーが、米国で日本産ウイスキーの販路を開拓している。売り込む先は、気に入ったモノにはお金を惜しまないという2000年以降に成人した「ミレニアル世代」や、飲食店関係者も足を運ぶニューヨークの人気バーなどだ。狙い通りに商品への関心は高まってきたが、供給が追いつかない課題にも直面している。

201706211209_1.jpgサントリーホールディングスがニューヨークの衣料品店で開いたウイスキーの試飲会=5月(ニューヨーク共同)

「日本産ウイスキーをどうぞ」。サントリーホールディングス(本社・大阪市北区)は5月、ウォール街近くで「メード・イン・ジャパン」を売りにする衣料品店「メーカーズシャツ鎌倉」で試飲会を開いた。

1本65ドル(約7200円)程度の「響」を試飲した人の多くは「おいしい。どこで買えるの」と気に入った様子。普段から日本産を愛飲しているという出版社勤務のトビー・カーターさん(30)は「贈り物にもいい。この前も約280ドルのウイスキーを義父に贈ったよ」と気前がいい。

ホスト役を務めたサントリーの早川寛之さんは「この付近には、情報への感度が高く、お金に余裕があるミレニアル世代が多く、紹介する良い機会になった」と話す。

サントリーは、繁盛しているバーやレストランには情報収集のため他店のバーテンダーらが訪れることにも着目。ニューヨークの約400店を「発信源」と位置づけ、7人のチームが売り込む。

ニッカウヰスキー(本社・東京都港区)も、海外の展示会への出品により「フロム・ザ・バレル」などの認知度向上を図る。こうした努力もあって引き合いは増えたが、たるで長期間熟成させる必要があり、供給をすぐに増やせないだけに「日本メーカーは海外に安定供給できない状況が続いている」(広報)。

各社は出荷量を制限しながらも、将来の供給拡大をにらんで地道に販路を広げている。(ニューヨーク 共同)

あわせて読む

製造業

もっと見る
「製造業」の記事をもっと見る

訪日プロモ

もっと見る
「訪日プロモ」の記事をもっと見る

サントリー

もっと見る
「サントリー」の記事をもっと見る 「飲食」の記事をもっと見る

アサヒビール

もっと見る
「アサヒビール」の記事をもっと見る