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文具・スポーツ用品各社が複合施設 訪日客も注目、顧客獲得や商品開発に活用

2017/06/21

文具やスポーツ用品メーカーが、カフェや多目的のスペースを備えた複合施設を相次いで開いた。さまざまな人が集まる異業種の場で、商品への要望や反応を集めて今後の開発に活用するとともに、新規の顧客獲得を狙っている。

201706211155_1.jpgコクヨの複合施設「シンクオブシングス」のカフェが併設された1階=東京都渋谷区

文具大手のコクヨ(本社・大阪市東成区)は5月下旬、東京都渋谷区内に複合施設「シンク オブ シングス」をオープンした。3階建てで店舗面積は計約274平方メートル。1階は自社の文房具に加えて他メーカーの雑貨商品も販売し、コッペパンサンドとコーヒーを味わえるカフェを併設した。

2階は、アート関連の催しなどに利用できる多目的スペースを確保した。自社主催のイベントだけでなく、貸し出しもする予定だ。3階は同社のオフィスとして活用している。

企画担当者は「顧客と接点ができたことで、商品への反応を直接聞くことができ、迅速に開発に生かせる」と説明した。

原宿や表参道に近く、30代の男女を中心に幅広い世代が訪れている。来客からは「いろんな商品があり、コクヨの印象が変わった」「おしゃれなカフェとして利用できる」といった声が寄せられるという。

訪日客も注目

スポーツ用品のアシックスジャパン(本社・神戸市中央区)は5月中旬、東京都墨田区の隅田川沿いに複合施設「アシックス コネクション トウキョウ」を開いた。2階建てで店舗面積は計約111平方メートル。1階にはベーグルやパスタなどを提供するカフェを設置した。2階はフィットネススタジオにしシャワー室も完備。ヨガなど約30種類のプログラムを、毎月約180本実施している。隅田川沿いを専門のインストラクターと一緒に走る催しも開催する。

開業式典で西前学社長は「2020年の東京五輪を見据えた事業。国内外の観光客に向け、スポーツを軸としたサービスを提案し、新たな顧客を獲得したい」と語った。

オープン後は、浅草寺などを訪れる外国人観光客の来店も多い。2階でヨガを体験した参加者からは「運動後にカフェで健康的なジュースなどを飲めてうれしい」といった声が寄せられたという。

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