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甲州の寺社 外国人や女性観光客増加でにぎわい 「逃げ恥」ロケも後押し 日本らしさ満喫

2017/06/20

山梨県甲州市の寺社を訪れる外国人や女性の観光客が増えている。同市によると、富士山が平成25年に世界文化遺産に登録されて以降、市内の古寺をめぐり、日本文化を体験する外国人観光客の増加が続いているという。さらに、歴史や御朱印集めなどのブームに、市内の寺でロケが行われた人気ドラマの影響が重なり、若い女性客の増加も目立っているという。

201706202002_1-300x0.jpg武田信玄の菩提寺の恵林寺を訪れた中国人観光客=甲州市(昌林龍一撮影)

甲州市によると、平成25年に約322万人だった市内の観光拠点への入り込み客数は、26年に約344万人、27年には約360万人と増え続けた。28年は前年比3.3%減の約352万人となったが、存在感を高めているのが外国人と女性だという。

市観光交流課などによると、富士山・河口湖周辺のホテル不足を理由に、石和温泉(笛吹市)に泊まる中国人などの団体が増えている。石和に宿泊した翌日、武田信玄公の菩提(ぼだい)寺の恵林寺(甲州市)などを観光するケースが増えたという。

石和温泉で中国人の利用が多い「ホテル平安」の担当者は、「アジアからの外国人宿泊者数が世界遺産登録の前に比べ、約1.5倍に増えた」と話す。

恵林寺の境内にある飲食店「一休庵」も、「能舞台がある店内で精進料理を食べることが中国人などの観光客に人気になっている」という。

周辺の田園風景も“日本らしさ”を求める外国人に喜ばれているようで、恵林寺を訪れた香港の会社員、ミホ・リーさん(35)は「自然との調和が取れたエリアで素晴らしい」と魅力を語った。

縁結びの寺も

一方、人気俳優、星野源さんと新垣結衣さんが昨年秋に主演したテレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のロケ地となった大善寺(甲州市)には、ドラマ終了以後も女性同士やカップルの観光客が多く訪れている。

大善寺は甲州ブドウ発祥伝説の地ともされ、ブドウを手にする薬師如来像が有名だ。ドラマでも、こうした歴史に触れながら、寺で提供するワインを楽しむシーンに使われた。

ドラマを追体験しようという人たちが急増し、寺によると、「参拝者数は放送前の約2倍」という。

ドラマの波及効果は、市内の他の寺に及んでいる。縁結びに御利益があるとされる愛染明王の座像が安置される放光寺(甲州市)にも今年、以前の2倍以上の女性参拝客が訪れているという。前住職の清雲俊元さん(81)は「若い人が増えており、地域活性につながります」と期待する。

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