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東京五輪33競技339種目で確定 3人制バスケ、柔道混合団体など初採用

2017/06/12

【ロンドン=岡部伸】国際オリンピック委員会(IOC)は6月9日、スイスのローザンヌで臨時理事会を開き、2020年東京五輪の実施種目を決定した。若者に人気のバスケットボール3人制が初採用されたほか、日本のメダル獲得が有力視される柔道で男女3人ずつによる混合団体などが初めて採用された。

201706121444_1-300x0.jpgIOCは夏季五輪の上限を約310種目に設定しているが、東京五輪の実施種目数は、開催都市の提案による別枠扱いの追加種目を含め、33競技、339で確定した。昨年のリオデジャネイロ五輪は28競技306種目で、5競技33種目増となる。

先日、ドイツで開催された卓球の世界選手権個人戦で日本の石川佳純(全農)、吉村真晴(名古屋ダイハツ)組が金メダルに輝いた混合ダブルス、トライアスロンの混合リレー、競泳の400メートル混合リレー、陸上の1600メートル混合リレーなども採用が決まった。

現在進めている五輪改革で、IOCは男女混合種目の導入や男女の種目数の同数化を推進している。当該競技の国際連盟(IF)から受けた提案を5月のプログラム委員会で精査し、絞り込んだ。

新種目続々採用、女子比率5割近くに IOC会長「変革もたらす」

201706121444_2-300x0.jpg実施が決まったバスケットボール3人制のプレー

2020年東京五輪の実施種目が9日、確定した。国際オリンピック委員会(IOC)が重視する男女平等を反映した結果、出場選手に占める女子の比率は過去最高を更新し、5割に迫る見通し。男女混合種目や若者を意識した種目を積極的に採用したことで、一般にはなじみの薄い新種目も増え、五輪の変貌を強く印象づけた。

スイス・ローザンヌでの臨時理事会後に記者会見したバッハ会長は「東京五輪がより若者向きで、都会的で、多くの女性が参加する大会になることを喜ばしく思う。魅力的な新種目は五輪に変革をもたらす」と述べた。

競泳は世界選手権でも歴史が浅い混合400メートルメドレーリレー、陸上は混合1600メートルリレーと、男女2人ずつの計4人で争う種目が加わった。自転車は、人工施設でジャンプなどの技を競うBMXフリースタイルのパークを採用した。

東京大会限定の追加種目として実施される野球・ソフトボールなど5競技18種目を除くと、昨年のリオデジャネイロ五輪から15増の321種目となり、女子選手の割合は48.8%に達する。一方で選手数は全体で285人減らし、陸上、重量挙げ、レスリングで削減数が顕著だった。(共同)

早期決定で「アスリートの目標定まる」「準備が加速」

2020年東京五輪で実施される33競技339種目が固まった。当初は7月のIOC理事会で決まる予定だったが、約1カ月前倒しされた形。大会組織委員会の室伏広治スポーツ局長は「アスリートも目標がしっかり定まると思うし、運営面でも準備が一層加速していくのでは」と歓迎した。

 組織委は大会の運営主体として、早くからIOCの結論を注視していた。コスト増大につながる会場や選手数の増加を避けるよう、事務レベルでIOCに重ねて要望。今月に入ると正式に文書も出し、念を押した。

 これらは五輪の持続可能性を重視するIOCの方針とも合致していた。種目数こそ増えたものの、選手数はリオ大会より減る見通し。IOCは新種目の会場について「すべて既存施設でできる」と強調し、組織委への配慮をにじませた。

 バスケットボール3人制と自転車BMXフリースタイルのパーク会場はスポーツクライミングなどの会場に決まった青海とともにお台場、有明など臨海部が候補となる。室伏氏は運営面への影響は少ないとしたが、別の幹部が「種目増でオペレーションは大変になる」と語ったように、日程面の調整は新たな課題だ。

 今回の決定では陸上と重量挙げの選手数が大幅に削られ、特に重量挙げに対してはバッハ会長が24年五輪の実施競技から除外する可能性に言及するなど、ドーピング撲滅への強いメッセージを送った。男女平等や若者へのアピールとともに、組織委はIOCの理念を具現化する責任も担う。室伏氏は「今後の五輪のモデルとなるよう、一丸となって取り組んでいきたい」と決意を述べた。(森本利優)

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