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USJ、巨額投資でディズニー追撃 任天堂と強力タッグ、新エリア建設開始

2017/06/11

大阪市のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」で6月8日、任天堂(本社・京都市南区)のゲームキャラクター「マリオ」が登場する新エリア「SUPER NINTENDO WORLD(スーパー・ニンテンドー・ワールド)」の建設工事が始まった。600億円超を投資し、平成32(2020)年に完成予定で、年間数百万人の入場者増を見込む。世界中で人気が高いマリオの投入によって、集客を競う東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)を追い上げる構えだ。(藤原直樹)

■東京五輪の年に…過去最大の投資で目指す戦略とは

201706091434_1.jpg着工式で「マリオ」にふんした関係者ら=8日、大阪市此花区(前川純一郎撮影)

新エリアは、人気ゲーム「マリオカート」をテーマにした乗り物型のアトラクションや、物販店、飲食店を設置。一部を2階建てにして空間を有効活用する。

USJの運営会社は近年、大型投資を続けている。26年に開業した人気映画「ハリー・ポッター」の新エリアには約400億円を投資。昨年完成した新型コースターと、今年4月オープンの人気キャラクター「ミニオン」のエリアにはそれぞれ100億円を投じた。建設が始まった新エリアは過去最大規模の投資額となる。

一方で用地確保が課題となっているが、運営会社のジャン・ルイ・ボニエ最高経営責任者(CEO)は「長期的なビジョンで投資を続ける。敷地もまだ余裕がある」と強調する。今回手掛ける新エリアは北西側の駐車場の敷地を充て、今後は資材置き場や事務所用地の活用も検討する。

USJの28年度の入場者は1460万人で、3年連続で過去最高を更新。一方、東京ディズニーリゾートは2施設の合計が前年比0.6%減の3千万人にとどまり、USJは「半数超え」が目前に迫っている。

任天堂にとってもキャラクター資産を活用したビジネス拡大の好機となる。任天堂エリアはUSJ以外にも、米国の2カ所のユニバーサル・スタジオで建設を予定。USJと任天堂という関西企業の強力タッグが世界を席巻できるか、今後の展開から目が離せない。

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