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インバウンドでにぎわう京都「錦市場」に食文化体験できる「斗米庵」来年1月開設へ

2017/06/09

京の台所、錦市場を運営する京都錦市場商店街振興組合(京都市中京区)やNPO法人・京都文化協会(京都市下京区)などは6月7日、国内外の観光客らに京都の食文化を味わい、体験してもらう新たな集客施設「斗米庵(とべいあん)」を、来年1月を目標に錦市場に開設すると発表した。インバウンド(訪日外国人客)らでにぎわう中、元和元(1615)年の創設から400年を超えた錦市場の新たな魅力をつくり、国内外へ情報発信する狙いがある。

201706091639_1.jpg「斗米庵」の外観イメージを掲げる関係者ら=京都市中京区

錦市場沿いの路地奥にある築120~130年の木造建築物を全面改装し、年内をめどに木造2階建ての町家(延べ床面積約110平方メートル)に造り替える。建物の設計・デザインは京都工芸繊維大が協力した。

1階では、ミシュランガイドで2つ星を獲得した和食「祇園さゝ木」(京都市東山区)主人の佐々木浩さんが監修するランチ(想定価格3000~5000円台)やディナー(同7000~8000円台)を提供する。

2階では佐々木さんら有名料理人による料理教室(半年間、同8万~9万円)や、錦市場を歩き回って購入した食材を調理してもらえる食文化体験プログラム(同4000~5000円)を実施する計画としている。

総事業費は約1億1000万円。約8割の資金を、日本財団が障害者雇用を行うことを条件に支援する。施設では障害者を6~8人雇用し、厨房(ちゅうぼう)で働いてもらう予定。

施設名「斗米庵」は錦市場の中興の祖で知られる江戸時代の絵師、伊藤若冲の別号からとった。京都錦市場商店街振興組合によると、錦市場は日本で最も古い市場のひとつで、現在はインバウンドを中心に1日当たり約2万人の観光客が訪れるという。

京都市内で記者会見した京都錦市場商店街振興組合の宇津克美理事長は、今回の新施設について「400年を超えた錦市場のブランドを将来へ継承するまちづくりにつながれば」と期待。佐々木さんも「僕にとって障害者の雇用は初めて。かつらむきや煮付けができるようになるなど、社会での活躍の場が広がるお手伝いをしたい」と話した。

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