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アイデア自販機、続々登場 紙おむつや寄付、アプリで事前購入も

2017/06/11

紙おむつが買えたり、売り上げの一部を寄付して消費者が気軽に社会貢献できるようにするなど、さまざまなアイデアを導入した自動販売機が相次いで登場している。従来の自販機にはなかった商品、新サービスが盛り込まれており、価格面でコンビニエンスストアやスーパーに押される中、飲料メーカーなどが機能拡充に努めている。

201706091409_1.jpgキリングループの「ピンクリボン自動販売機」

イオンスタイル東戸塚(横浜市戸塚区)の赤ちゃん休憩室に、飲料と紙おむつが並んだ自販機が今年3月に設置され、月30個ほど売れている。

NPO法人(特定非営利活動法人)「こまちぷらす」(横浜市戸塚区)に「子連れで買い物に来たお父さんが、おむつを持ってくるのを忘れたときに少量でも買える自販機があれば」との声が寄せられ、キリン(本社・東京都中野区)グループと花王(本社・東京都中央区)が連携して実現した。利用者からは「おむつ替えに失敗したときに、買い足すことができて助かった」などと評判だ。

キリンは乳がんの早期発見や治療の大切さを伝える活動に賛同、売り上げの一部を基金に寄付する「ピンクリボン自動販売機」を設置してきた。サッカーチームや地場産業を支援する地域貢献タイプも展開している。

アサヒ飲料(本社・東京都墨田区)は5月から、従来の約5度よりも温度を低くし、飲料が凍らないぎりぎりの約1度まで冷やせる強冷自販機を展開。飲む温度を下げて、炭酸飲料などをより爽快に味わえるようにした。担当者は「猛暑が予想される今夏、購入が増えることを期待している」と話している。

201706091409_2-300x0.jpgアプリを取り込んだスマホをかざすと反応するJR東日本ウォータービジネスの「イノベーション自販機」

JR東日本ウォータービジネス(本社・東京都渋谷区)は3月から「イノベーション自販機」の設置を始めた。

スマートフォン用アプリ「アキュアパス」と連動しており、事前にアプリで購入手続きを済ませ、自販機にスマホをかざせば商品を受け取れる。

価格面で割安になるサービスを盛り込む。現金は使えないが、交通系電子マネーにも対応する。今後は東北地方などJR東日本の営業エリアで広く設置する計画だ。

自販機の現状 鉄道の切符やたばこ、食券など全国で約500万台あり、約半分が飲料の自販機だ。コンビニが普及し、選べる商品数や価格面で劣勢になっている。

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