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遊び心が生んだ「折り紙」自販機 女性店主手作りの18種類 愛媛

2017/06/11

愛媛県内子町の小さな商店の店頭に置かれた「折り紙」自販機が、会員制交流サイト(SNS)や町を訪れる観光客の間で話題だ。きれいに並べられた色とりどりの折り紙は、「岡野商店」の店主、岡野千鶴さん(61)の手で、一つ一つ丁寧に折られている。

201706051808_1.jpg自販機内に並べられた折り紙=愛媛県内子町
201706051808_2-300x0.jpg折り紙を丁寧に折る岡野千鶴さん

折り紙は18種類で、値段は10円、30円、50円。「手裏剣」や「風船」は10円、「馬」や「かえる」など動く仕掛けのあるものは50円と、手間のかかる度合いによって異なる。周囲から同町の名産の和紙で作ることを勧められたが、「高級なものではなく、子供の手の届く範囲でやりたい」と岡野さんは話す。

きっかけは、平成20年の成人識別カードtaspo(タスポ)の導入。たばこの自販機の買い替えを迫られたが予算はなく、遊び心で折り紙の自販機にすることを思い付いた。

折り紙はたばこの箱と同じサイズのケースに入っており、代金を入れて好きな「商品」のボタンを押すと、ケースごと取り出し口に落ちてくる仕組み。初めは売れなかったが、地元新聞やテレビで取り上げられて以来、SNSで話題となり、全国から訪れる観光客に注目された。

岡野さんは「うれしいけど、生産が追いつかない」と苦笑い。

子供のころから、包装紙やチラシを折って遊んでいたという岡野さん。「紙1枚あれば遊べる折り紙の良さを、子供たちに知ってもらえたら」と、笑顔で語った。

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