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「交流人口、年間700万人を」「体験型観光開発が重要」日台観光サミット、高松で会議

2017/06/02

日本と台湾の観光関係団体が集まる「日台観光サミット」が四国各地を会場に始まり、1日には高松市のかがわ国際会議場で会議が開かれた。2020(平成32)年までに交流人口年間700万人を目標に、達成に向けて相互に取り組むことを確認した。

201706022135_1.jpg日台観光サミットの会議では日台間の交流人口拡大に向け活発な議論が交わされた=高松市

日台観光サミットは平成20年から毎年日本と台湾で相互に開かれており、今年で10回目。四国では初めて。28年の相互交流人口は約606万人で、20年に比べ2倍超に増加した一方、訪日台湾人の約417万人に対し、訪台日本人はその半分以下にとどまっており、台湾側からは格差の改善を求める声も出ている。

会議には日本と台湾の観光行政担当者のほか、旅行や運輸、宿泊業の関係者ら約200人が参加。初めに日台観光推進協議会の山口範雄会長が「交流人口をさらに増加させるためには(台湾への)アウトバウンドにもさらに力を入れ、インバウンドと等しく成長していくことが欠かせない。日台間の相互交流が次のステップへと進めるよう、議論を交わし親善を深めてまいりたい」とあいさつ。

台日観光推進協議会の葉菊蘭会長は「日台双方は全力で700万人の交流人口を達成させ、安定的に維持する努力をし、観光事業を健全で永続的に発展させなければならない」と述べた。

その後、日本と台湾の専門家がそれぞれの立場から日台間の観光の現状を報告。意見交換ではパスポートを取得する日本人が少ないことや、台湾を訪れる人が台北市に集中していること、グルメや文化を通した体験型観光の開発が重要といった意見が出された。

そして「2020年に向けて相互交流700万人を着実に実現し、800万人、900万人のさらなる高みを視野に入れ、双方向交流の促進などを行う」とする議長総括を採択した。

台湾からの観光サミット参加者らは会議後、香川の代表的な観光地である琴平町を視察した。

門前町の面影が残る金刀比羅宮の表参道にある「中野うどん学校」ではうどん打ちを体験。麺棒で生地を伸ばしたり、リズミカルな音楽に合わせて踊りながら生地を踏んだりと楽しみながら作り、できあがったゆでたてのうどんを味わった。

交通部観光局の周永暉局長(57)は「普段食べるうどん作りがこんなに大変とは知らなかった。このように作り方を学び、体験できるイベントは観光客に喜ばれる」と話した。

その後、一行は旧金丸座などを見学し徳島県に移動。2日は同県三好市の大歩危峡や愛媛県西条市の鉄道歴史パーク、3日は愛媛県今治市でしまなみ海道のサイクリングなどを体験し、4日に高松空港から帰国する予定となっている。2日には西条市で鉄道観光フォーラムも開かれる。
 

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