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「小さいけれど本物みたい」“日本刀はさみ”…龍馬愛刀モデルも 岐阜・関の老舗メーカー

2017/06/03

刃物生産が盛んな岐阜県関市の老舗メーカー、ニッケン刃物が販売する「日本刀はさみ」が人気を集めている。持ち手や刃に装飾を施して日本刀をまね、真田幸村や織田信長といった武将や、坂本龍馬らの愛刀モデルも。「小さいけれど本物みたい」と外国人観光客らにも好評だ。

201706022116_1-300x0.jpg 「日本刀はさみ」を販売するニッケン刃物の熊田祐士さん=岐阜県関市

ニッケン刃物は昭和21年にカミソリの製造機械を修理する会社として創業し、現在は事務用やキッチン用などのはさみやペーパーナイフを扱う老舗だ。

「はさみの刃体に日本刀のような刃文が入っていたら、かっこいいのでは」。伝統ある定番商品に加え、目新しい商品を生み出せないかと専務の熊田祐士さん(33)ら若手3人が話をしていた平成26年、アイデアは社の近くの喫茶店で終業後に生まれた。同社のはさみは切れ味を良くするためにもともと刃体をカーブさせており、刀と形状が似ているのもぴったりだった。

持ち手を刀の柄、刃体を刀身、刃体をしまうキャップは刀身を納めるさやに見立てた。武将の愛刀をモチーフにしたものなど15種類をこれまでに発売。大きさ約20センチ弱で、値段は2000~3000円。持ち手を漆塗りにした1万円を超える高級モデルもある。

販売開始の15年ごろは外国人観光客が増え始めた時期で、日本刀を擬人化したゲームに端を発した「刀剣女子」の増加が重なり、土産物を取り扱う店から注文が殺到。東京の浅草や秋葉原、京都の店などに卸し、中高生の修学旅行の土産にも人気という。販売開始から2年で約5万2000本が売れ、売り上げは10%増えた。

今年2月には土方歳三などの愛刀を模したペーパーナイフの製作資金をクラウドファンディングで募集。目標の100万円を1日で達成し、ネットで話題を集めた。熊田さんは「かっこいいものやおもしろい取り組みを通じて、若い人に興味を持ってもらえたらうれしい」と話している。

201706022116_2.jpgニッケン刃物が販売している「日本刀はさみ」

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