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訪日客の遭難救助にひと役、大阪・金剛山の携帯電話コールポイント

2017/06/01
201706011206_1-300x0.jpg携帯電話がつながる「コールポイント」の標識を取り付ける富田林署員ら。3月6日に作業を行ったルートは、険しいながらも多くの登山者が訪れるという=千早赤阪村千早

遭難などの事故を防ぐため、大阪府警富田林署が金剛山の登山道に設置した携帯電話のつながる場所を知らせる標識「コールポイント」で、外国人観光客の男女2人が無事救助されていたことが、富田林署への取材でわかった。3月末の設置完了以降、効果が実証された初のケースで、同署は「末永く『登山者の安全を守る仕組み』にしていきたい」としている。(藤崎真生)

富田林署によると、救助されたのは香港籍で20代の男女2人。今月19日、ロープウエーで山上まで登り、歩いて下山中に道に迷ったため、同日の午後7時55分ごろ、ともに来日していた友人を通じて府警に通報。その過程で「富田林署 『B-5』などと記された紙が近くにある」という内容の連絡が寄せられた。

これが富田林署のコールポイント。登山道の8ルート約45カ所に設置された携帯電話の電波がつながることを示す標識で、A~Hにわかれ、さらに1、2のように番号付けされているため「連絡をした人がどのポイントにいるのか」が分かる仕組みになっている。

連絡を受けた富田林署員は、午後9時半ごろに「B-5」ポイントを目指して出発し、約20分で2人を救助した。2人にけがなどはなかったという。

富田林署は「効果が実証できたと思う。今後は夜でも見えやすいよう蛍光テープをつけるといった改善や、電波状況に変化がないか定期的に点検を行うなどして『命を守る仕組み』を定着させていきたい」としている。

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