Logo sec

プロ野球パ・リーグが台湾に積極展開 インバウンド市場拡大狙う

2017/05/06

パ・リーグの共同事業会社、パシフィックリーグマーケティング(PLM、本社・東京都港区)は5~8日に台湾で開催される国際観光博覧会に3年連続で出展している。新たなプロ野球ファンを掘り起こすのが目的で、プロ野球もインバウンド(訪日外国人観光客)効果で市場拡大を狙う。

201705051904_1-300x0.jpg2016年の台北国際観光博覧会のパシフィックリーグマーケティングのブース。人だかりができるほどの人気ぶりだった

パ・リーグには今季も郭俊麟、呉念庭(いずれも西武)ら5人の台湾出身選手が在籍し、台湾で日本のプロ野球は浸透している。政府観光局の統計によると、台湾からの訪日数は2015年に350万人を突破。16年には416万7504人(前年比13.3%増)に達し、世界で3番目に多くなっている。

PLMは台湾・台北で行われる「台北国際観光博覧会」に15年からブースを出展。パ・リーグの観戦チケット付き旅行商品の販売や、球団グッズを配布するなどしてきた。今回の出展では仮想現実(VR)技術を駆使して日本の球場の雰囲気を体験してもらうイベントを企画する。

PLMマーケティング室の上野友輔プロデューサーは「台湾は市場として魅力的。パ・リーグの場合は札幌、大阪、福岡など観光客が多い地域に球場もある。観光場所の一つとして寄ってもらえる場所になれば」と狙いを語る。

プロ野球の放映権契約でも海外に目を向けている。PLMは現地のスポーツ専門放送局「FOXスポーツ台湾」と16年から3年間の放映権契約を結び、年間260試合以上の公式戦を放送。今後は中南米地域で放映権契約の拡大を目指す方針だ。

昨年のパ・リーグの観客動員数は約1113万人と2年連続で過去最多を更新するが、荒井勇気マーケティング室長は「新規のファンを増やすという意味ではもっとやれることがあるという危機感を持っている。年間400万人以上が来日する台湾にアプローチしない手はない」と強調。海外での新規ファン開拓の重要性を訴える。(浅野英介)

あわせて読む

「台湾」の記事をもっと見る

スポーツ

もっと見る
「スポーツ」の記事をもっと見る