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タイ・バンコクのホテル、客室数が急増 2019年までに7400室増 政府が外国人旅行者誘致に注力

2017/05/05

タイの首都バンコクはホテルの客室数が急増する見通しだ。米不動産大手ジョーンズ・ラング・ラサール(JLL)は2019年末までに7400室増加すると予測している。タイ政府による観光振興策などが旅行者数を押し上げ、ホテル需要増が見込まれることが背景にある。現地紙バンコク・ポストなどが報じた。

201705051637_1-300x0.jpgバンコクの高級ホテルの屋上レストラン。タイでは外国人旅行者の増加に伴いホテル客室数が増えている(ブルームバーグ)

JLLによると、バンコクの16年のホテル稼働率は平均75%と高水準だった。JLLのアジア太平洋担当者は19年末までに7400室が新・増設されることについて、驚くべき数字だとしながらも、バンコクへの外国人旅行者が増加しているため、供給に見合うだけの需要があるとみている。7400室のうち26%が高級ホテルとされる。14年のタイ統計局の調査では、バンコクのホテル・ゲストハウスの客室数は8万7600室だった。

英調査会社ユーロモニター・インターナショナルが今年1月に発表した15年の世界各都市の外国人旅行者数ランキングをみると、バンコクは前年比10%増の1873万人で世界2位だった。1位の香港(2668万人)には及ばないものの、東南アジアではシンガポール(4位、1686万人)やマカオ(6位、1430万人)を上回った。

バンコクの外国人旅行者数は16年も好調に増加、2000万人を突破したもようだ。JLLのアジア太平洋担当者は、タイ政府が観光キャンペーンなどを通じて外国人旅行者誘致に注力していることやビザ(査証)の発給要件緩和などが奏功していると指摘した。

また、政府が進める航空インフラ整備も外国人旅行者の増加を後押しするとみられている。政府は今年3月、向こう10年の航空インフラ改革計画を承認した。総事業費4060億バーツ(約1兆3154億円)を投じて空港整備などを加速させる。バンコクで空の玄関口となっているスワンナプーム空港とドンムアン空港の年間受容能力をそれぞれ4500万人から9000万人、3000万人から4000万人へと増強する予定だ。

JLLのアジア太平洋担当者は「政府の航空インフラ改革はホテル業界にとっても吉報だ」と述べ、外国人旅行者増でホテル需要がさらに高まると指摘した。(シンガポール支局)
 

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