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2311室のタワーホテルも 東京五輪にラグビーW杯…横浜ベイエリア、ホテル激戦区へ建設ラッシュ

2017/05/06

平成32(2020)年開催の東京五輪・パラリンピックや、31年のラグビーワールドカップ(W杯)開催などを控え、国内外の観光客、ビジネス客数の増加を見込んで横浜のベイエリアでホテル建設計画が加速している。アパグループ(東京)が大型ホテル「アパホテル&リゾート 横浜ベイタワー」の31年秋の開業を目指して工事に入ったほか、周辺エリアでは他の外資系ホテルの開業なども計画されており、既存のホテルを含め、魅力的なハードやサービスによる差別化と競争が激しさを増しそうだ。

201705051844_1.jpg「アパホテル&リゾート 横浜ベイタワー」の起工式=横浜市中区
201705051844_2-300x0.jpg「アパホテル&リゾート 横浜ベイタワー」の完成イメージ

「ビジネス需要も多く見込めるが、都会にいながらリゾート気分も楽しめる『アーバンリゾートホテル』をコンセプトに設計した。(新ホテルでも)高稼働・高単価を目指していきたい」

ビジネスホテルを全国展開するアパグループが開業する日本最大級の地上35階地下2階、客室数2311室の新ホテル「アパホテル&リゾート 横浜ベイタワー」の起工式が4月7日、横浜市中区海岸通の計画地で行われ、グループの元谷外志雄代表は、こう意気込みを語った。

外資も続々と

新ホテルは、みなとみらい21地区と関内地区を結ぶエリアである「北仲通北再開発等促進地区」に位置し、みなとみらい線の馬車道駅から徒歩3分の好立地。2300を超える客室数も目玉だが、最大600人収容の大宴会場や露天風呂付きの大浴場、屋外プール、フィットネス・エステなども併設し、国際会議や長期滞在者への需要にも応える。

また、31年6月の開業を目指して、米ハイアット・ホテルズ・コーポレーションがケン・コーポレーション(東京)と関連会社を通じてフランチャイズ契約を結び、横浜市中区山下町に客室数約300の「ハイアットリージェンシー横浜」の建設を計画しているほか、馬車道駅近くの北仲エリアに三井不動産レジデンシャルなどが建設する超高層ビルの高層階に、米オークウッドが32年2月開業を目指して長期滞在にも対応する宿泊施設を計画するなど、ベイエリア内の客室数は、さらに増加することになる。

1泊でも宿泊を

横浜は、国内有数の人気観光地である一方、アクセスが良いことから、日帰り客が多いのが現状。このため、既存のみなとみらい21地区の大型ホテルなども、1泊でも宿泊してもらおうと躍起だ。

たとえば「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」(横浜市西区)では、横浜港クルーズを楽しめるホテル所有の船「ル・グラン・ブルー」を用意するなど魅力的なアクティビティの整備をしており、各ホテルがそれぞれ、特色のある飲食メニューや、宿泊プランの充実などで工夫を図っている。

都内との差別化課題

横浜のベイエリアに新たな巨大ホテルが加わることで、競争は一層激しくなる。さらに、相次ぐ外資の参入などで勢いづく東京都内の新設ホテルとの差別化も課題となってくる。

だが、既存や新規ホテルが相乗効果を発揮し、横浜の宿泊者数が全体として増加することで、観光の活性化を期待する声も多く、今後の動向に注目が集まっている。

アパグループ 建築・設計中、海外、フランチャイズやパートナーホテルも含め421のホテル6万9501室(平成29年4月14日現在)を展開するホテル事業をはじめ、マンション事業なども手がける。中期計画では今後、国内は都心から地方の中核都市にもホテルの展開を一層拡大し、平成32年3月末までに、パートナーホテルを含むアパホテルネットワークとして10万室を目指している。

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