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松野博一文科相「学芸員、文化財を伝える重要な職業」 山本幸三担当相の「がん発言」受け各閣僚言及

2017/04/18

山本幸三地方創生担当相が、外国人に対する文化財の説明や案内が不十分として文化学芸員を「一番のがん」と呼んだ発言を巡り、各閣僚は4月18日の記者会見で言及した。松野博一文部科学相は学芸員について「文化財を後世に伝えるために必要な、極めて重要な職業だ」と指摘したが、山本氏を批判する声は出なかった。

201704181230_3-300x0.jpg松野博一文部科学相(宮川浩和撮影)

松野氏は「観光の観点から国内外にわが国の文化や資料の価値を積極的に伝えていく新たな社会的ニーズも存在する。引き続き学芸員の資質向上に取り組みたい」と述べた。

石井啓一国土交通相は、学芸員が観光振興に果たす役割に関し「外国人観光客への説明や、効果的な情報発信などが期待されている」と強調した。

石井氏はまた、政府の観光振興策について「文化財は保護するだけでなく、多くの人に鑑賞してもらうという方向性を打ち出している。歴史や意義も併せて理解してもらうことで一層魅力が高まる」と改めて説明。ただ、山本氏の発言に対しては「ほかの大臣の発言で、撤回もしたので、申し上げることはない」と述べるにとどめた。

松本純防災担当相は「ご本人が発言を撤回、謝罪したと承知している。発言の詳細を把握していないのでコメントは控えたい」と述べた。

「二条城英語案内なし」発言の誤り認める 山本担当相

201704181230_4-300x0.jpg閣議を終え、記者の質問に答える山本地方創生相=18日午前、首相官邸

山本幸三地方創生担当相は18日の参院内閣委員会で「一番のがんは文化学芸員」とする自身の発言について「言い過ぎで、不適切だった。大変申し訳ないと反省している」と改めて謝罪した。これに先立つ記者会見では、発言のうち「二条城では過去、全く英語の案内表記がなく、何の歴史的な説明もなかった」と述べた部分について事実の誤りを認めた。

山本氏は内閣委で「文化財は保護するだけでなく、観光立国の観点からも地域資源として活用していくことが重要だ」と政府の観光振興策を説明。「学芸員の方々にもより一層、観光マインドを持っていただかなければならないという思いからだった」と釈明した。民進党の森本真治氏への答弁。

記者会見では、二条城に英語の案内表記があることを認める一方で「表記があっても『二条城ナントカ』と書いてあるだけで、海外の人が分かるような表記も説明もないやり方。それでは不十分だ」と改めて主張した。
 

 

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