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時代屋・碓井雅大氏 人力車で浅草の魅力を紹介 1日20キロ走ることも

2017/04/14
201704141115_1.jpg「仕事の前に車輪がパンクしていないか、座席は汚れてないか必ず点検する」と話す碓井雅大氏=東京都台東区

東京・浅草にある時代屋(本社・東京都台東区)で、観光客向けの人力車を引く車夫だ。古い寺など外国人らに人気の名所や浅草の歴史、見どころを案内する。

人力車は明治以降、昭和初期まで利用された。しかし電車や自動車の発達で、観光客向け以外はほとんど使われなくなった。

「1万人以上のお客さまを乗せた。1日約10キロ、土日は20キロ近く走ることもある」

人力車は座席部分とつながれた長い梶棒を引いて動かす。動き始めるときに座席が急に傾くのを怖がる人が多い。「必ずお客さまと向き合って安心してもらい、ゆっくりと動かす」。その後に体の向きを変え、背中を見せて走る。

車の重さは約90キロで乗客の体重が加わる。「長い梶棒がシーソーのような働きをする。自分と反対側に座るお客さまとのバランスを上手にとると重く感じない」

浅草の歴史をすらすらと言えるように頭に入れる。「お客さまが何を知りたいのか、どんな目的で来たのかによって話す内容を変える」

うれしい再会もある。約5年前、台湾から来た男女を乗せた。また会う約束をし2年後、小さな子供を連れて来てくれた。「かつて2人が写真を撮った場所を、もう一度巡った」

                   ◇

うすい・まさお 大学生のときに人力車に乗った経験を思い起こし、2008年時代屋に入社。36歳。大分県出身。

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