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大手百貨店3社の2017年2月期決算、2社が営業減益 衣料・訪日客不振で軒並み減収

2017/04/11

大手百貨店3社の2017年2月期の決算が4月10日、出そろった。個人消費の低迷などで衣料品が不振だったほか、円高で訪日外国人向けの売上高も伸び悩み、3社ともに減収だった。営業利益は高島屋を除く2社が減益だった。

各社に共通するのは、主力の衣料品販売の不振だ。ネット通販やショッピングセンターの台頭で、婦人服を中心に売り上げが低迷。10日に決算を発表したJ.フロントリテイリング(本社・東京都中央区)は、百貨店売上高の4割を衣料品が占めているが、売り上げを4%落とした。また、円高でJフロントの訪日外国人向け売上高は13%下落。株安により、高島屋(本社・大阪市中央区)の美術・宝石・貴金属の売り上げは3%マイナスだった。

国内の百貨店事業の低迷を受け、そごう・西武(本社・東京都千代田区)は昨年9月末、そごう柏店(千葉県柏市)と西武旭川店(北海道旭川市)を閉店。閉店や早期退職にからむリストラ費用を特別損失に計上したため、最終赤字が284億円(前期は40億円の赤字)に悪化した。

18年2月期の業績予想は、訪日外国人向けが持ち直すなどで、Jフロントと高島屋が増収、営業増益を見込む。そごう・西武は不採算店舗の閉鎖で減収を余儀なくされるが、営業増益を確保できる見通しだ。
 

 ■百貨店大手3社の2017年2月期連結決算
  売上高 営業利益 最終損益
J.フロントリテイリング  1兆1085(▲4.7) 445(▲7.2) 269( 2.4)
高島屋  9236(▲0.6) 340( 3.1) 208(▲12.4)
そごう・西武  7606(▲5.3) 43(▲41.4) ▲284( ― )
 ※単位:億円。カッコ内は前期比増減率%、▲はマイナスまたは赤字、―は比較できず。そごう・西武は単独決算

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