Logo sec

旅行大手、クルーズ商品を拡充 阪急交通社は2船同時チャーター

2017/04/11
201704111236_1-300x0.jpgクルーズ船2隻の同時チャーター運航を発表する阪急交通社の松田誠司社長(右から2人目)ら=10日、東京都港区

旅慣れた熟年層などを取り込もうと、旅行大手がクルーズ商品を増やしている。阪急交通社(本社・大阪市北区)は4月10日、欧米の大手クルーズ会社と提携し、来年4~5月の大型連休に2船同時のチャーター運航を初めて行うと発表した。台頭する航空便やホテルの予約サイトに対する旅行会社の強みを発揮し、家族客や旅慣れた熟年層を取り込むのが各社の狙いだ。

阪急交通社のツアーは、横浜港を出て青森の弘前さくらまつりや博多どんたくを見物しながら韓国・釜山にも寄港するクルーズと、高知や那覇、石垣、台湾を巡るクルーズ。計7200人を募る。いずれも8泊9日、2人で約20万円から。大人1人につき13歳未満の子供1人が無料になり、子供2人の4人家族なら1人当たり5万円になる。

201704111101_1-300x0.jpg九州7県を周遊するクルーズ船「にっぽん丸」

JTB(本社・東京都品川区)と商船三井客船(本社・東京都)は九州7県を「にっぽん丸」でめぐるツアーを今年10月から催行。8泊9日で博多港を発着地として九州の周囲を時計回りに航海し、大分県の別府、鹿児島県の徳之島、熊本県の三角などに立ち寄る。

1泊5万~20万円程度で、予約を全国の旅行代理店で5月下旬に始める。来年以降も秋に同様のツアーを実施する予定だ。

日本旅行(本社・東京都中央区)は定員約500人の小型船に乗る富裕層向け商品を増やし、ギリシャ・コリントス運河を通るなど特色を打ち出す。

国土交通省によると、昨年はクルーズ船による訪日客が過去最多の199万人に上った一方で、日本のクルーズ人口は2012年以降、毎年20万人強と伸び悩んでいる。逆にいえば「潜在需要が大きい魅力的な市場」(MSCクルーズ日本法人のオリビエロ・モレリ社長)で、今年から英豪華客船「クイーン・エリザベス」が日本発着のクルーズを行うなど海外勢の進出が相次いでいる。

阪急交通社は昨年度1万9000人だったクルーズ客数を来年度3万人に伸ばす計画。旅行予約サイトに対抗して「旅の上質さを打ち出していく」(松田誠司社長)構えだ。

あわせて読む

阪急交通社

もっと見る
「阪急交通社」の記事をもっと見る

日本旅行

もっと見る
「日本旅行」の記事をもっと見る

クルーズ船

もっと見る
「クルーズ船」の記事をもっと見る 「JTB」の記事をもっと見る

旅行業

もっと見る
「旅行業」の記事をもっと見る