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中国の経済成長さらに減速、2018年は6.2%にダウン アジア開銀が報告書 

2017/04/07

【上海=河崎真澄】アジア開発銀行(ADB、本部マニラ)は6日、「アジア経済見通し2017年」を発表し、16年は6.7%だった中国の国内総生産(GDP)成長率が17年に6.5%、18年に6.2%に鈍化するとの予測を明らかにした。中国の成長鈍化の背景として(1)政府による消費主導型経済への移行に向けた構造調整(2)財政と金融の安定性を維持する取り組み―を挙げた。

ADBは中国経済について、同時に「構造改革の継続が政府の目標範囲内の成長維持につながる」とも指摘。赤字をたれ流し続けている国有の“ゾンビ企業”整理など、痛みを伴う構造改革を乗り越え、消費主導型の安定成長路線に向かうべきだとの見方も示した。

一方、インドは4月から始まる同国の会計年度ベースで、17年度は7.4%、18年度に7.6%と高い成長率が加速すると分析した。中国とインドの成長率格差は今後、鮮明になるとみられ、アジア経済の牽引(けんいん)役で交代劇が起きそうだ。

日本など先進国を除くアジア太平洋の45カ国・地域の成長率は、16年の5.8%から鈍化し、17、18年のいずれも5.7%と予測した。

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